小学校のプログラミング教育、先生の98%が「授業の実施に不安」

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教育ネットは2019年4月26日、小学校のプログラミング教育について、教職員の実態と意識調査の結果を公表した。東京都の教職員の85%はプログラミング授業の実施経験がなく、98%が「授業の実施に不安」を感じていることがわかった。

 「プログラミング教育に対する意識調査」は2018年度に実施。東京都の公立小学校教職員148人を対象に、プログラミング教育についての印象、経験の有無、経験した教材、課題など、9つの質問を行った。

 プログラミング授業を実践した経験について尋ねると、85%が「実施した経験はない」と回答。経験者でも「1回実践」9%がもっとも多く、「2回実践」は2%、「3回以上実践」は4%という結果だった。

 授業を自身で実施することに不安があるかという質問では、「とても不安」が77%、「少し不安」が21%。「あまり不安はない」「まったく不安はない」は2%にとどまり、教職員の98%が不安を感じている。

 パソコンやロボットを用いたプログラミング教育の授業や指導ができそうかと聞くと、「あまり自信がない」42%、「支援してくれる人が欲しい」27%、「研修を受ければできそう」23%、「自分でできる・できそう」8%という結果だった。

 調査を行った教育ネットは、今回の結果から、「パソコンやロボットの操作方法など、わからないこと・知らないことが多い」、「自分自身も操作方法などを理解できていない」、「予想外のことが起こった時、自分では対応が難しい」といった課題があり、先生のプログラミング教育に対する不安解消が急務と指摘。教育ネットは、2018年度より東京都のプログラミング教育推進校のサポート企業として、公立小学校におけるプログラミング教育のコンサルタント、教職員向けの導入研修、授業案作成などを行っている。

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